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顔出し

一昔前に比べれば、気楽に顔出しをし、「バレたらバレたとき」と楽観的に構えているコも確実に増え、友達や彼氏にさえ隠していないコもいる。こういうコほどあっけらかんと風俗関係者との人脈を作ることになる。以上の話はいくぶん無理やりに類型化した風俗一般の傾向であり、例外は膨大にある。

顔出しはするのに、風俗嬢同士の交流を嫌うのもいれば、絶対にバレてはマズい既婚者なのに堂々顔出しをしているのもいる。しかもかなりの数いる(既婚者だからといって必ずしもバレてはマズいわけではなく、離婚を前提に金を作っているケースや夫公認もいるのだが)。また、風俗嬢同士の交流をさほど持っていないのに、取材の人間には人懐っこく話しかけてくるのもいる(これも多い。自分自身を売り込むために話しかけているのだ。)

私らが足の引っ張り合いとは無関係の場にいるせいだろうか)。大阪の回春エステで働くT子ちゃんも、ちょっと変わったタイプになるかもしれない。松「君も顔出しNGだよね」竹「うん。顔を出すと、一時は稼げるけど、リスクが大きすぎる。回春エステなら、顔出ししなくても十分稼げるしね。もともと大阪の出張マッサージにも興味あったし、一石二鳥かな。」T子ちゃんは風俗以外の仕事をすることもあるため、顔がバレるのはマズいのだ。T子ちゃんのように、顔出しNGで、あちこち転々としているわりにはさほど同業者の友人が多いわけでなく、同僚と仕事のあとで飲みに行ったり、踊りに行ったり滅多にしないようなタイプでも、「カルトQ」で私に勝てるだけの情報を持っている。また、このような風俗嬢の増大によって、経営側にもいくらかの変化を及ぼしているところがある。この辺の事情は次項で。
風俗嬢といっても、中身は普通の女の子。たまたまバイトを探したのが谷九の風俗の求人だったというだけの、普通の女の子なのである。